さっぽろトラベル - 札幌をたのしむ、札幌とくらす -

日常をちょっと楽しくするブログ

知られざる札幌のラベンダースポット:市内で楽しむ紫の絶景

札幌とラベンダーの意外な関係性

夏の北海道といえば、ラベンダー。ラベンダーといえば富良野。

数多くのドラマが撮影され、印象に残っている方も多いのではないでしょうか。

 

実は、札幌もラベンダーと深い関わりがあります。

幌見峠のラベンダー畑

札幌駅から車で20分、紫色のじゅうたんを見ることが出来る

札幌市南区南沢では、昭和13年(1938年)に栽培実験が行われました。

昭和15年(1940年)に植栽、日本初の蒸留によるラベンダーオイル抽出に成功し本格的に植付けが開始されました。

ちなみに、上富良野地区では昭和23年(1948年)に委託栽培が開始しています。

富良野だけじゃない、札幌市内のラベンダースポット

ドライブしながら富良野へラベンダーを見に行くのも素敵な夏の思い出ですが、札幌市内でもラベンダーを観て、感じることも出来ます。

実は私たちの生活の近くに、ラベンダーを楽しめる場所があります。意外ですよね。

  • 南沢神社
  • 東海大学札幌キャンパス
  • 幌見峠

ラベンダー発祥の地、南沢神社

札幌市南区南沢にある、札幌南沢神社。

その境内には、日本で初めて香料原料としてラベンダーが栽培されたこと記す記念碑があります。

札幌南沢神社

札幌三吉神社の分霊を受ける札幌南沢神社

札幌南沢神社境内の碑

札幌南沢神社境内にある碑

栽培試験の結果、北海道が栽培には適地であることがわかり、16haほどのラベンダーを植えたそうです。

大戦が終わり、世の中が落ち着いてくるとラベンダー栽培は富良野地方などに広がっていきました。

北海道のラベンダー栽培における重要な地が札幌市にはあります。

東海大学札幌キャンパスのラベンダー畑

札幌市南区南沢にある、東海大学札幌キャンパス。

夏になると「建学祭」というお祭りが週末に実施されます。

YOSAKOIや花火などもあり、夏の訪れを感じることが出来るイベントですが、満開の時期を迎えるラベンダー畑も公開されます。

東海大学札幌キャンパスのラベンダー畑

大学のキャンパスにラベンダー畑

東海大学札幌キャンパスのラベンダー畑

とても綺麗に手入れされている

今年は7月13日(土)、14日(日)の二日間で開催されました。

幌見峠ラベンダー園

まるで富良野のような紫のじゅうたんが札幌市内でも見ることが出来ます。

幌見峠のラベンダー畑

ラベンダー畑の向こうに街があるこの景色は日本では珍しい

1987年から少しずつ大きく広くなっており、今では約8000株あるそうです。

ラベンダー畑の向こうに札幌の街並みが一望でき、夜にはとても雰囲気のあるデートスポットになります。

空気が綺麗で都市の夜景も楽しめる札幌ならではの景色ですね。

幌見峠のラベンダー畑

紫色の夜景とラベンダー畑

北海道の短い夏を楽しむ

旅や思い出の計画を考えている時は楽しいですね。

たくさんの場所に訪れたいからこそ、札幌市内でも楽しめるラベンダーは魅力的ではないでしょうか。

大きく空気を吸い込んで、自然をたくさん感じて下さい。

 

札幌南沢神社/札幌市南区

札幌キャンパスの第17回「建学祭」を開催します | キャンパスニュース | 東海大学 - Tokai University

幌見峠 | 観光施設 | 観光スポット | ようこそさっぽろ

北海道の春、ライラックに酔う「さっぽろライラックまつり」

寒い冬が終わり、陽射しに暖かさを感じ始めると、北海道の人々は春の訪れを実感します。

その春の到来を告げる花として、ライラックが愛されています。

芳香に包まれた濃い紫色の花は、北国の春を象徴する存在なのです。

 

紫色のライラック

綺麗な紫のライラック

ライラックの歴史

ライラックは明治時代に我が国に渡来し、全国に広まっていきました。

札幌のライラックは、北星学園の創設者サラ・クララ・スミス女史がアメリカからもたらしたものが起源とされています。

昭和35年、札幌市の人口50万人突破と、ポートランド市との姉妹都市提携を記念して、札幌にふさわしい花(スズラン)、木(ライラック)、鳥(カッコウ)が選ばれました。

 

ピンク色のライラック

ピンクのライラックは高く澄み渡った空と相性が良い

ライラックの森

札幌の代表的なライラックの名所は、川下公園にあるライラックの森です。

ライラックは、アメリカ・カナダ・ヨーロッパでは主要花木の一つでしたが、日本では品種の導入が遅れまとまった品種のコレクションはありませんでした。
そこで、ライラックを市木とする札幌市は、札幌の冷涼な気候に適したライラックのすばらしさを広く市民や多くの人に楽しんでもらう場所としてライラック園の造成を行いました。
早咲きは5月中旬から咲き始め、遅咲きが終花する7月上旬までの約1ヶ月半の間におおよそ200種類のライラックの花が次々に咲き、公園中にリラの香りを漂わせます。

それぞれのライラックに名盤を立てており、品種名や作出者、国等が一目で分かります。

 

日本最古のライラック

日本最古のライラック

ライラック祭り

1959年(昭和34年)に文化人の呼びかけで「ライラックまつり」が始まり、毎年5月下旬に川下公園や大通公園などの会場で開催されるようになりました。

札幌に初夏の訪れを告げる市民に定着したおまつりとなり、札幌を代表する春のイベントへと成長しています。

 

ライラックと祭り

ライラックに人々が集まる

ライラックの花言葉

ライラックには「友情」「思い出」「謙虚」「純潔」という、人間関係の深い絆や心の純粋さを象徴する花言葉があります。

また、「思い出」の花言葉は、過去の美しい瞬間や大切な人への想いを物語っています

 

さっぽろテレビ塔とライラック

さっぽろテレビ塔とライラック

 

北海道の春は短くはかないもの。

 

だからこそ、期間限定のライラックの芳香に包まれる時間は尚更貴重です。

ライラックまつりを訪れ、ライラックが咲き乱れる様子を堪能してみませんか。

短い春の訪れを、色とりどりのライラックと共に満喫できる札幌は、花の香りと美しさが極まった季節なのです。

 

街並みとライラック

ライラックが咲くと街並みが明るく見える

 

www.sapporo.travel

 

自然との共存を象徴する北海道の全天候対応野球場:エスコンフィールドHOKKAIDO

2023年、北海道でもっとも話題になり、人の集まった場所の一つであろうエスコンフィールドHOKKAIDOを含む、北海道ボールパークFビレッジ。

 

閉会式の屋根、丁寧に手入れされた野球専用の天然芝、野球を見るために考えられた座席。

イベントも盛んで、野球シーズンに限らず老若男女、誰もが楽しめ、野球好きだけに限らず、訪れた人が素晴らしい時間を過ごすことが出来る。

また、周辺施設への経済効果も大きく、北広島の発展が見込まれており、世界に自慢できる場所が2023年、北海道に出来た。

全天候に対応した天然芝の野球場

北海道の魅力の一つでもある、大自然との共存。

それを象徴するように、綺麗に澄んだ空気と一体化するような野球場はまさに北海道だからこそ出来た野球場ではないだろうか。

綺麗な緑の芝生と、力強い球場の大きさを目にしながら、空と雲を見上げて深呼吸すると、とても気持ちが良い。

エスコンフィールドHOKKAIDOの屋根が解放された写真

この日は屋根が解放されてとても気持ちよかった

北海道ボールパークFビレッジのレフトスタンドからの写真

レフトスタンドから

外野からは大きなスクリーンと開閉式の屋根が目につく。

北海道の大きさを象徴するような大きさで、エスコンフィールドHOKKAIDOを含む北海道ボールパークFビレッジの大きさを物語っている。

また、外野後ろには豊富な飲食店がある「七つ星横丁」。

試合日以外にも土日祝日も営業していて、休日の有力なお出かけ先になりそう。

大切な「11」を持つTOWER11

さらには、宿泊やサウナもできるTOWER11。

世界で初めて、球場内に温泉が出来た。そして、サウナも。

「ととのえテラスシート」を予約すれば、試合観戦もできる。

水着を着用し、サウナに入り、オリジナルビールを味わい、野球を観戦する。

貴重な体験ができる場所になっている。

tower eleven onsen & saunaのととのえテラスから

ととのえテラスは水着着用ゾーン

TOWER11を降りていくと、エスコンフィールドHOKKAIDOを本拠地とするファイターズの代表的OBである、ダルビッシュ有選手、大谷翔平選手が描かれた壁画は圧巻で。記念撮影スポットになっている。

日本を飛び出し、世界で活躍する2選手。

彼らのパワーを少し分けて貰って、自分もなんだか頑張れそうな気持ちになる。

TOWER 11の壁画

最高の写真撮影スポット

自然と共存し自分らしく

球場を後にする時、後ろを振り返ると近代的な構造物だったんだと気付く。

主張しすぎず、しっかりと自分らしさを主張するその姿に、自分らしく振る舞い時間を過ごすことの大切さを教えて貰った気がする。

エスコンフィールドHOKKAIDOの外見

野球場とは思えない圧巻の外見

大きなチームロゴに再会を約束し、また日常に戻っていく。

エスコンフィールドHOKKAIDO前のロゴ

バスを降りると迫力のロゴ